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ヒマつぶし情報

2019.10.08

【キタコレ!】東京から大阪へ、青春18きっぷで行ってみた【伊藤桃連載vol.9】

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東京から大阪まで、新幹線で行くと約14000円。

それを2370円で行けてしまう“青春18きっぷ”という切符をご存知でしょうか。

鉄道ファンにとってはなじみ深い切符ですが、それ以外の方にとっては「名前だけは知っていても、使い方はよく知らない」「18歳までしか使えないと思っていた!」という方もいるかもしれません。

青春18きっぷは18歳までではなく、何歳まででも使えます。


お値段は5回つづりで11850円。利用期間内でしたら連続していない日にちでも使えますし、同じ人間が全部を使わなくても大丈夫です(つまり、たとえば同じ券でお友達と2人で使って2回分とすることもできます)。これがあればなんと日本全国のJR線の普通・快速列車の自由席を全部乗り放題というとてもお得な切符なのです。

今回は18きっぷ旅で一番初歩的かつ鉄道ファンでなくても便利に感じられる東京から大阪への18きっぷ旅をご紹介します!



東京から大阪まで、普通列車だと約9時間。まずは朝5:55、品川駅から一気に静岡県の沼津駅まで走る東海道本線に乗り込み、ここから西へ西へと乗り継いでいきます。時刻表を利用したほうが混雑を避けれたり自由に旅ができますが、初心者のかたはネット検索でも大丈夫。

この時間の列車にのると途中下車して一本くらい次の列車にしても夕方には大阪にはつくことができます。

よく、9時間もの間何をしているの?と聞かれますが、例えば鉄道ファンの方ではないかたは読もう読もうと思って読んでいなかった本を読んでみたり、アプリゲームの周回にいそしんだりしてもいいかもしれません。

つまり、9時間も好きなことをできるのです。でもやっぱり私のお勧めは車窓を楽しむこと。

大動脈でローカル線としてのイメージはあまりない東海道本線ですが、長い時間の中くるくると移り変わる車窓はみていて飽きることはありません。

時間帯に反して混んでいた東海道本線ですが、小田原駅をおりるとどっと多くの人が降りていきました。

まずは、小田原駅をでて神奈川県から静岡県に入ると、左手に青く明るい太平洋が広がります。

根府川駅は東海道本線唯一の無人駅で、高台に駅があるためホームから海を見下ろせる、東海道本線屈指のローカル駅。元旦の日は初日の出を拝むこともできるそうです。


ここから熱海まではトンネルが多いのですが、山が多いため天候もくるくると変わることが多く、この区間だけ雨ということもしばしばありました。そんな天気の変化を楽しむのも一つの手。


以前、工場夜景でご紹介した岳南電車との乗換駅、吉原駅が近づくと工場地帯が広がります。本当ならこの辺りで富士山も見えるはずなのですが、残念ながらこの日この場所は曇りで見ることは出来ませんでした。

大井川鐵道との接続駅である金谷駅あたりでは静岡県らしいのどかな茶畑が広がり

弁天島駅あたりでは窓のすぐそばに浜名湖の景色が広がります。

浜名湖といえばウナギが有名。新所原駅で下車し、隣接する天竜浜名湖鉄道の改札そばには「駅のうなぎや やまよし」さんがあり、国産浜名湖産うなぎ弁当も販売しています。

一切れ入り1300円からあり、サイズも選ぶことできます。あつあつの鰻にしっかりと染み込んだタレが絶品でした。東海道本線は本数も多いので、こうして途中下車をして見知らぬ駅を楽しむことも気軽にできます。


新所原駅をでると列車は大都会名古屋駅もある愛知県へとはいります。

東京駅から名古屋駅までは約7時間、この名古屋駅では駅ホームにて名古屋名物きしめんをさくっと食べられます。鉄道ファンにもファンの多い、駅そば「住よし」。

名古屋駅の中だけでも9店舗もあり、在来線ホームでは揚げたてのかき揚げときしめんを570円で食べることが出来ます。かりっとジューシーなかき揚げにかつおぶし踊るあつあつのきしめんは最高!

鰻にきしめんに、ご当地グルメをお手軽に楽しめるのも鉄道旅の楽しさの一つなのではないでしょうか。

長良川を渡り、岐阜県に入ると関ケ原の合戦で有名な関ケ原駅を通ります

こちらは大垣駅のコインロッカー。歴史が好きな方はこの辺りは特に馴染みが深いかたも多いのではないでしょうか。

米原駅で「新快速」に乗り換えるともう京都・大阪・神戸と、メジャーな観光地に一本でたどりつきます。

9時間の旅もついにゴール!

新幹線だとあっという間に過ぎていってしまう区間にこんなに魅力が隠されている、それを知れるのも鉄道旅の魅力の一つ。

青春18きっぷの次の利用期間は12月10日からと少し先ですが、秋にはそれによく似た“秋の乗り放題パス”という切符が10月12日から27日まで利用できます。


こちらは連続した3日間しか使えないものですが、同じくJR線普通列車は乗り放題というお得な切符。是非こちらを利用して「観光地へ向かう」鉄道旅を始めてみてはいかがでしょうか。


今回の探索人

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こちらの記事は、キタコレ!で読む事ができます。

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